人材確保が難しい飲食業界、障がいのある方たちの定着が組織の可能性に。

人材確保が難しい飲食業界、
障害のある方たちの定着が組織の可能性に。

CASE
03
株式会社利久

洗い場からオーダー取りまで、
ハードな店舗でも活躍中。

利久では現在、店舗や弁当工場などで計40人弱の障害のある方が働いています。労働時間は月120時間で社会保険などにも全員加入し、パートから契約社員へと移っていきます。店舗では洗い場からスタート、調理場で料理の盛りつけ作業なども担当します。特に洗い場などは大事な「心臓部」ですが、同時にとてもハードであることも事実。中でも多忙な東京駅の店舗で精神障害の方を採用した時は身体が持つか心配しましたが、今も活躍されていますよ。人によってフロアでの販売やレジ、オーダー取りなどもできる範囲でやってもらっています。全体で一番長い人は勤続3年半になります。大切なのはスキルの習得よりも、いかに環境になじめるかだと思います。

草野 哲也様

株式会社利久
東京オフィス 人事部人事課

課長
草野 哲也様

採用前の実習、お互いに
知っておくことの大切さ。

以前はハローワークなどの一般窓口で募集をしていましたが、面談時に初めて障害について伝えられ、お互いによく分からないまま採用後にミスマッチが判明するという残念なケースがありました。しかし約4年前にパーソルチャレンジさん経由の紹介方式に変えてからは劇的に変わりました。事前に職場環境などを熟知してもらった上で書類選考から面接・事前実習までの段取りもお願いしています。また実習期間に振り返りシートを日々書いてもらいながら、彼ら自身がこの仕事を続けていけるか、私たちも実際にどの部分でフォローすべきかを知ることができます。採用後も約3カ月間、パーソルチャレンジさんによるフォロー(定着支援)があるのも助かっています。

川村 誠紀様

株式会社利久
東京本部

関東ブロックエリアマネージャー
川村 誠紀様

障害の有無に関係なく、
誰にでも仕事の差はある。

受け入れ側の体制や対応についてはパーソルチャレンジさんにケースバイケースで具体的なアドバイスをもらっています。現場ではスピードも重要ですが、障害の有無に関係なく、どんな方でも能力の差・スピードの差はあります。ひとつずつ段階を追いながら、まずは単純な作業をしっかりと覚えてもらい、あとは現場スタッフとコミュニケーションをとりつつ、「ちょっとやってみる?」などと本人の意思を確認してからステップをひとつずつ上げるよう気をつけています。中には、スタッフと交換日記をしながら信頼関係を深めている方もいると聞いています。また日々のルーティンはあまり変えず、出退勤は固定し、休憩時間もよほどでない限り変えないよう意識しています。

仕事の教え方や現場の工夫、
組織として変わっていける。

人材確保が難しい飲食業界において、障害のある方たちの定着にはとても助けられています。また実際に一緒に働く中で、障害のある人だからといって特別ではないことも日々実感しています。私たちが考慮すべきは、彼らがどんな気持ちで出勤して働き、帰って行くのかを推しはかることでしょうか。仕事を教える手順も、昔ながらの見よう見まねでは通用しません。そうした工夫や学びが、一般のアルバイト雇用などでも大いに生かされています。企業としても組織としてもまだまだ変わるべき部分があるし、変われる可能性があると思います。今後も雇用できる体制やステージを増やしながら採用人数も伸ばし、それが会社の利益にもつながっていけたらと考えています。

川村 誠紀様

株式会社利久

仙台でトップクラスの品質を誇る 牛たんを取り扱う企業です。牛たん焼の本場、宮城・仙台に門を構えてまもなく30年。独自の技と伝統の味を守り続け、現在では宮城県のみならず、北は札幌・南は鹿児島まで店舗を展開しています。