お知らせ&コラム

2022.9.12

淑徳大学にて、コミュニケーション・サポート・プログラム(CSP)を実施しました

コミュニケーション・サポート・プログラム(CSP)では、学年を問わず、コミュニケーションに課題を感じている大学生以上の方を対象に各種プログラムを提供しています。今回は淑徳大学にて実施しました学内CSPの様子についてご紹介します。

淑徳大学にて実施した学内CSPの様子1

淑徳大学にて実施した学内CSPの様子2

 

2022年7月23日(土)、淑徳大学千葉キャンパスキャリア支援センター主催の学内プログラムにて、CSPを実施しました。当日は、学部1年生から4年生まで4名の学生が参加し、以下のプログラムを実施しました。

【学内プログラム(12:00~17:00)】

  • オリエンテーション:1日の目標の共有など
  • コミュニケーションワーク:コミュニケーションの構造を知り、コミュニケーションとは何かを知る
  • ショートディスカッション:コミュニケーションワークでの学びを活かしながら自分の考えを言葉にして相手に伝える体験をする
  • 個別面談:1日を振り返り、事前に受検いただいた適性検査の返却
  • 参加者どうしでの学びや気づきの共有

主催された千葉キャンパスキャリア支援センターの教職員様にお話を伺いました。

学内でコミュニケーション・サポート・プログラムを実施された経緯について、実施の背景や学生とのかかわりの中で感じていた課題を教えてください

自分の思いや考えを伝えるのが苦手、集団の中で過度に緊張してしまう、「人となるべく関わらない仕事」を希望する、就職活動において面接がなかなか通過できない、などコロナ禍を経てコミュニケーション上の課題を抱えた学生が増えています。
これらの学生は、人との関わりが限定的、出来ている部分に目が向けられず自分に自信がない、学生生活や就職活動に対して消極的、などの傾向があり、なかなか「一歩」が踏み出せず、社会に出ることをネガティブに感じているようです。

CSPにどのような印象を持っていたか、開催にあたり期待していたことはありますか

同じような課題を持った学生同士が挑戦できる「安心・安全な場」という印象を持っていました。また、プログラム冒頭で「うまく話せなくても大丈夫」「自分の意見を大切に、まずは発言してみましょう」「周りの人の意見をよく聴くことを意識しましょう」など、学生の背中をそっと押してもらえるプログラムだと感じています。
参加することで肯定的なフィードバックを講師から受けられ、できていることを他者(講師や受講者)から認めてもらうことで、自信につながるといったことを期待していました。

当日のプログラムをご覧になり、参加した学生の取り組み姿勢、発言内容等から感じられたことはありますか

コミュニケーションへの課題を克服したいという参加目的が明確であり、学生に「持ち帰ろう」とする意欲が感じられました。また、ディスカッションを通じて、個別に掲げた課題・目標に挑戦している様子が伝わりました。また、プログラムを通じて徐々に表情に柔らかさが表れ、話しかけやすい雰囲気に変化する様子も見ることができました。

プログラムの内容についてご感想を教えてください

プログラムの随所で「振り返り」の時間が設けられていたことがよかったです。終了後の全体を通しての振り返りだと、その瞬間で感じたことを忘れてしまうので、タイミングを逃さない「振り返り」は気づきが大きかったのではと思います。また、コミュニケーションワークでは「正しく伝えること」「正しく聴く・聞くこと」を実感できたと思います。

ご所属先のキャリア支援センターでは、学生に対してどのような対応、支援をされていますか。また、どのような学生が利用されていますか

キャリア支援センターでは1年次~4年次の卒業直前まで、全学生に対しキャリアサポートを行っています。1年次から学年別に実施するキャリアガイダンスでは、卒業後の社会情勢の変化に応じた最新の情報提供を行い、将来の進路や目標を意識しながら、実りある学生生活の過ごし方や就職活動への具体的な準備を促しています。
また、学生一人一人の「納得できる進路選択」を目指し、個別の支援にも力を入れています。個別相談は1年次から気軽に利用できますが、3年次では全学生とのキャリア面談を実施し、それぞれが目指す進路への具体的な準備方法を伝え、インターンシップや求人情報、OB・OGの実績など個別のニーズに合った具体的な情報提供を行っています。
本学の学生が目指す進路は、民間企業、福祉・医療分野、教員、保育士、公務員、大学院への進学など多岐にわたります。キャリア支援センターでは、学生の就職先となる企業や福祉関連施設、官公庁等との情報交換に力を入れており、求人のマッチングも含め、日々の学生支援に活かしていくことを心掛けています。

コミュニケーション・サポート・プログラム(CSP)は、大学内での開催も承ります。オンライン開催、キャンパス内での対面開催いずれも可能です。詳細はCSP事務局までお問い合わせください。