誰もが、やりがいを持って
いきいきと働ける職場環境を。

CASE
04
明治安田ビジネスプラス株式会社
  • ※パーソルチャレンジ株式会社は、2023年4月1日付でパーソルサンクス株式会社と統合のうえ、「パーソルダイバース株式会社」となりました。
  • ※インタビュー内ではご支援時の社名「パーソルチャレンジ」で記載しております。

特例子会社の運営を
「明治安田生命として取り組む」姿勢で。

明治安田生命は2017年4月からの3カ年中期経営計画において、経営理念などの総合的な見直しを行いました。その中心となる企業ビジョンが「人に一番やさしい生命保険会社」です。これを社会で具現化することが求められており、障害者雇用の推進は、その中の大きな柱の1つです。社会的責任の観点からも積極的に取り組む所存です。その一方で「人財は宝」ですから障害者の方も大事な戦力になってもらう必要があります。特例子会社「明治安田ビジネスプラス」は、こうした目的で同年6月に新設されました。働く気持ちのある方誰もが、やりがいを持っていきいきと働ける職場環境を目指しています。私は同社社長と明治安田生命の人事部長を兼任しています。これは特例子会社の運営を「明治安田生命として取り組む」という明確なメッセージです。人事部と同じフロアにもオフィスがあり、毎日障害者メンバーと顔を合わせています。

明治安田ビジネスプラス株式会社代表取締役社長
明治安田生命保険相互会社執行役員人事部長

住吉敏幸様

全国各地に聴覚障害者
もっと様々な人が活躍を。

明治安田生命では、聴覚障害など身体障害者の方を中心に700人以上が全国各地で勤務しています。しかし「様々な人に活躍してほしい」という点では偏りがあり、より細やかな配慮が可能な特例子会社の必要性を強く実感するに至りました。そこで、本社内で精神・発達障害の方々を約10人採用したところ「障害に関係なく仕事ができる」ことが分かり、設立の動きが加速しました。もちろん具体的な方策は手探り状態だったので、コンサルティングの依頼先としてパーソルチャレンジさんを選びました。理由は、数多くの特例子会社設立にかかわった実績に加えて同社自体も特例子会社であることから、よりリアルな助言をもらえると判断したからです。実際に、受け入れ体制の高度化や定着支援のための継続したアドバイスをいただき、「かゆいところに手が届く」ようなコンサルティングでした。

明治安田生命保険相互会社
人事部ダイバーシティ推進室長

長谷川誓子様

細やかな新人研修や面談と、
最短3カ月での職員登用制度。

ビジネスプラスでは現在2つの事業を展開しています。「ビジネスサポート事業」は丸の内・東陽町・高田馬場の3本社ビルでデータ入力やチェック、書類の整理収納などを行っています。もう1つは「福利厚生事業」で、丸の内本社ビル内の従業員向けコンビニエンスストアの運営です。キャッシュレスにして障害者の方も働きやすくしました。入社時には基本的なビジネスマナーや品質管理、データを扱う上でのコンプライアンス研修などを重点的に行い、視覚化されたレクチャーで業務習得を促しています。採用時は嘱託ですが最短3カ月での職員登用制度があり、皆さん職員になっています。また社内では定期面談とは別に、自分を「振り返る」ための面談や産業医面談によるメンタルサポートを行っています。

職場実習生が入社、
スタッフを希望した職員も。

昨年からは特別支援学校数校と連携し職場実習の場を提供しています。各学年の生徒さんを約1週間受け入れることにして、今年は生徒さん4人が入社しました。働く前から仕事を知ってもらう良い機会となっています。ビジネスプラスには現在34人の障害のあるメンバーが在籍し、スタッフは少し多めの22人。メンバーを大きく増やすことを目標に先取り体制をつくっていますが、今後はメンバーの中からも指導・管理者であるトレーナーを育てていきたいですね。またこのたび、明治安田生命の「キャリア・チャレンジ制度」を活用してビジネスプラスに出向した職員がいます。特別支援学校でのボランティア経験から「障害者の力になりたい」と希望したのですが、ベテラン職員に指導を仰ぎながら「やりがいがある」と頑張っています。こうした熱意のある職員がいてくれることも、頼もしく思っています。

明治安田ビジネスプラス株式会社

明治安田ビジネスプラス株式会社は、2017年6月に明治安田生命保険相互会社の100%子会社として設立、同年9月に特例子会社として認定されました。明治安田生命から保険契約に関する定型的な事務サポート業務を中心に、グループの従業員向けの福利厚生事業等も受託しています。