
CASE 01
就職~自立という目標を共有し、
共に歩んでいくかけがえのない仕事です。
雇用支援事業部/ミラトレさいたま
長沼 芙季さん [ジョブサポーター(支援員)]
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AM 8:35
出社
ノートパソコンを起動したり、新聞や郵便物のチェックなど、勤務開始の準備をします。
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AM 8:45
スタッフ朝礼
勤務開始にあたり、本日の講座内容や疑似就労の予定確認、来客や見学者の対応確認、利用者様の状況共有など、スタッフで話し合います。
その後、メールチェックなど、一日のスタートの準備をする大切な時間です。 -
AM 9:30
利用者様が通所
まず入り口にてWeb版タイムカードへ出勤打診を行います。その後ワーク用のファイルやパソコンをキャビネットから取り出し、着席します。
朝、いつもと様子が異なる利用者様がいる場合は、体調やメンタル面の確認を行います。 -
AM 10:00
全体朝礼
約20名の利用者様とスタッフ全員で、毎朝5分程度の朝礼を行います。
司会は利用者様が行い、本日の講座の概要紹介、イベント告知や書類の提出期限など、連絡事項を共有します。 -
AM 10:05
講座
就職に必要なスキルや知識を学んでいただく講座(午前の部)です。
利用者様毎にスキル・障害内容はそれぞれ違うため、大変さを感じることもありますが、日々成長していく過程に立ち会うことに、やりがいを実感できます。POINT
生活講座、就活講座、ビジネスマナー、メンタルケア、PCスキルの分野から、「就職活動」と「就職後の安定した勤務定着」に役立つ情報を学んでいただきます。時にはグループワークや発表なども交え、内容や構成にも工夫を凝らし、楽しく学べる雰囲気づくりをしています。
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PM 12:00
ランチ休憩
スタッフ同士で外食したり、スタッフルームでお弁当を食べたりと、各自が自由に過ごします。
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PM 1:00
タイピング練習&脳トレーニング
利用者様ひとり1台ずつパソコンを使い、タッチタイピング練習と、脳トレーニングのメニューを自習していただきます。困っている方がいれば、個別にアドバイスを行います。
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PM 1:30
疑似就労
複数のグループを作り、課題に取り組んでいただきます。提出物の進行管理など、実務に近く職場イメージを持てる内容となっております。
おひとりずつの様子を観察することで、得意不得意な分野を把握し、就職活動の際の情報を収集する目的もあります。POINT
新聞スクラップやPCを使った名刺情報入力、休日開所の企画など、幅広い課題を行います。
グループワークを通して、コミュニケーション力や協調性を養うこともできます。 -
PM 3:00
振り返り
その日に学んだことや疑問に感じたことを、利用者様自身が振り返りシートに記録。スタッフは内容を確認しながら、おひとりずつ簡潔にお話しを伺います。
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PM 4:00
全体夕礼
全体朝礼同様、利用者様とスタッフ全員で、5分程度の夕礼を行います。司会は利用者様が行い、本日の講座の振り返りや明日の予定など、連絡事項を共有します。
事務作業
社内外のメール処理、講座用の資料作成、支援記録票などの書類作成事務作業も大切な業務です。困った場合は先輩や上司と相談しながら行います。
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PM 5:00
スタッフ夕礼
利用者様のご様子や、講座や疑似就労での気づきなどを共有。より良い講座づくりや、利用者様が抱える課題に対する解決策の検討など、自由な雰囲気で意見交換する場でもあります。
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PM 5:45
残務作業
イベントや休日開所の準備など、毎日の業務以外の作業が発生した場合には、定時後に対応することもあります。
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PM 6:30
退社
個人情報を記載した書類やノートパソコンは、施錠できるキャビネットへ片付け、帰宅します。
※所属・役職は、取材当時の内容となります。
COMMENT
障害がある方と共に、就職~自立という目標を共有し、共に歩んでいくのが就労支援の役割。就職活動をサポートするだけではなく、就労の意味や楽しさ、厳しさ、大切さを教え、社会で自立する事、つまり就職の先にある「はたらく私」へと進む人々を育成する場を設けています。ご利用者様の人生が変わっていく瞬間に立ち会う事ができる非常にかけがえのない仕事です。