精神障害のある社員が多くはたらく当社では、日々さまざまなことが起きています。社員の悩みや課題に向き合う、「田町(兼目白)のジョブコーチ」が障害者雇用の日常、また、課題にどう向き合っているか紹介します。第18回目の連載で、忙しいのは冬の時期とお伝えしました。また、慌ただしい時期がやってきます、という今回のお話。

メンタル不調者が増加する季節…今年は新型コロナの影響も?

寒くなってきました。まもなく11月。昨年冬にも同様の記事を書いたのですが、支援担当にとって寒くなるにつれ、仕事が忙しくなってくる時期です。日照時間が短くなり夜が長くなります。冬季うつという言葉もあります。冬が深まるとメンタルが不調になる社員が増える傾向があって、最近の支援担当MTGでは「これから忙しくなるから頑張ろうね」という話をお互いによくしています。
「メンタルが不調になってきたので少し相談させてください」と本人から面談があったり、欠勤や早退が目立ってきたメンバーに対して、リーダーから「本人の調子を確認してください」と依頼があったりと、何かと対応事項が増えてきます。
おまけに(という軽い表現もどうかと思いますが)、いまは新型コロナウイルスの影響で全般的に手帳の有無に関わらず、社員の不安水域はそもそも高めの印象です。新型コロナウイルス+冬が社員にどんな影響を及ぼすのか、正直想像すらできません。果たしてどうなるのか。きっとこれまでと一緒で、上がってきた相談を支援担当チームで共有し、みんなで知恵を寄せ合い、最適と思われる解を出していく。支援担当だけでなく、現場のリーダーやマネジャーとの連携も必須だと思っています。幸い、マネジャー陣からは「こういうケースはどういう対応をすればいいのか?」「こういった言い方したけれど正しかったでしょうか」と相談・信頼を受ける存在になってきた支援担当。とにかく、相談に相談を繰り返して、パーソルチャレンジ流、「この冬の乗り越え方」を見つけるつもりです。ガンバリマス!

「新たなはたらき方」としての在宅勤務への相談

ところで最近の新型コロナウイルスの当社社員の影響ですが、ちょっと不安は少々減ってきたというか、鈍化したというか、フォーカスされている先が変化しているような気がしています。新型コロナウイルスそのものより、新型コロナウイルス対策として導入した在宅勤務に関しての相談事項が増えているイメージです。
「体調が悪いので在宅勤務だったらはたらけます」「在宅勤務が終わった後の出勤が不安です」……。そもそも在宅勤務はあくまでもコロナ禍対策の手段(いまのところ)。「在宅だったらはたらける」ではなく「通勤してはたらける体調を維持すること。それが難しいときはきちんと休んで体調を回復させること」。そんな前提が揺らいでいるような気がします。仕方ない反応だとは思います。これだけ在宅勤務が長くなると、いまの生活が「当たり前」になりますし、在宅勤務導入で体調が良化した社員もいるのは確かですから。社会全体が「新しい様式」を模索するなか、当社のはたらき方を改めて定義づけて、社員全体に告知・納得してもらう必要があるなあと感じ始めています。今年の4月まではそういったはたらき方について深く考えることがありませんでした。はたらき方だけでなく、仕事におけるさまざまなことをしっかりと文字化・定義づけをして「あいまいさ」をなくすことで、精神障害がある社員がもっとはたらきやすい会社になる。そうすれば、冬の時期の忙しさも少し減るかもしれないなと思っているところです。やることはたくさんだ!