精神障害のある社員が多くはたらく当社では、日々さまざまなことが起きています。社員の悩みや課題に向き合う、「田町(兼目白)のジョブコーチ」が障害者雇用の日常、また、課題にどう向き合っているか紹介します。26回目は緊急事態宣言も東京アラートも解除されたので、ここらへんで一回総括かな、とも思っていたのですが、当社は大事を取って9月末までの在宅勤務延長が決定。まだまだ総括している場合じゃないな、ということで引き続き、当社における、新型コロナウイルス対応のいま、をお伝えしたいと思います。

在宅勤務の推奨継続で「これからのはたらき方のスタンダード」を模索する

冒頭にもお伝えしたとおり、当社の在宅勤務推奨は当初6月末予定でしたが、9月末までに延長しました。新型コロナウイルスに対する感染予防・安全配慮が主な理由です。個人情報を扱う、といった業務特性や、お客様の要望などにより、社内各グループではたらき方に少し違いはありますが、基本的に在宅勤務と時差出勤の推奨は続きます。

この決定に関しては社長から全社メールで展開されました。メールに書かれていたメッセージでなるほど!と思ったことがありました。それは、今回の在宅勤務延長は安全配慮・予防を引き続き行うことに加えて、これを機に「これからのはたらき方のスタンダード」を検討・検証することが必要と書かれていたこと。10月になったら「コロナ前」に戻るわけではない、ということ。いや、もっと厳密に言うのならば、「コロナ前」に戻るのが良いのか良くないのか。良くないのであればどんなはたらき方が良いのか、「私たちにはどんなはたらき方がふさわしいのか」「どのはたらき方が我々の価値発揮を最大限にできるのか」そういった「原点」から考え直す時なのだ、と解釈しました(社長、違ったらごめんなさい)。
我々支援担当は9月いっぱい、引き続きはたらき方の変化によって生じた社員の様子をしっかり見届け、考察し、各所に報告していく必要があるな、と気持ちを引き締めているところです。

定着面談の在り方 これまでの「何となく」を見直す

同時に、我々にとっての原点でもある、「面談」の在り方も考え直さないといけないな、と感じています。恐らく当社だけでなく、障害者雇用を行っている企業の多くで「支援機関を交えた定着面談」を実施しているのではないでしょうか。入社する社員には住んでいる自治体の支援センターや、民間の就労移行支援事業所など支援機関に登録をお願いし、入社から一定の時期、間隔で支援機関にご来社いただき、社員・支援機関・会社で定期的な振り返りを行い、安定就労実現に繋げていくという目的の定着面談。
その定着面談は当社の場合「会社の応接室・会議室で」「支援機関・社員・会社の三者で」行っています。前提である「会社で」、が在宅勤務により崩れつつあります。「三者で」も各自在宅の場合があるためなかなか実現できません(調整がたいへん)。「社員が安定就労するために」を実現するためには、どの方法が良いのか。そもそも面談する必要があるのか等々、腰を据えて改めて真正面から取り組まないといけないなと感じています。三者での面談だけでなく、我々支援担当⇔社員の面談もそう。「対面でやることで、空気感・温度感が伝わり、わずかな変化に気づく」と何となく対面面談が是、と思われてきましたが、この「何となく」が本当なのか、「何となくこれまでの流れで進めていたもの」を、一つひとつ検証する必要がありそうです。

新しい職場環境、はたらき方の中で、どんな支援の在り方が最もふさわしいのか。社員が心身ともに健康的ではたらけるために何ができるのか。「定着支援のニューノーマル」がいま問われているような気がします(言いすぎでしょうか)。10月から自信をもって社員に対することができる支援の在り方構築ができればいいな、とうっすら感じています。あ、10月が難しいなら新年度からでも。拙速にならず、でも迅速に。ガンバリマス。