精神障害のある社員が多くはたらく当社では、日々さまざまなことが起きています。社員の悩みや課題に向き合う、「田町(兼目白)のジョブコーチ」が障害者雇用の日常、また、課題にどう向き合っているか紹介します。25回目は「アフターコロナ」を見据えた変化の兆し、をお伝えしたいと思います。まだまだ「アフターコロナ」は模索中。ですので、あくまでも「兆し」の紹介ですが、最後までお付き合いいただけますと幸いです。

障害のある社員も、在宅勤務という選択肢・はたらき方に適応できる

6月12日現在、田町(兼目白)のジョブコーチは、1日に目白と8日に大宮オフィスそれぞれ1回ずつ出勤しました。4月初旬以来の出勤。驚いたのはPCが入ったリュックサックが重く感じたことと、片道約1時間の通勤は思いのほか疲れる、ということ。通勤が本格再開された際の社員の疲労度が少し心配になりました。そう。まずははたらき方(勤務形態)をどうするのか。「アフターコロナ」の第一歩はそこから、という印象です。

「通勤は本格再開されるのか」。6月は当社模索中です。目白オフィスでは週1~2回の通勤、残りは在宅勤務。もしくはシフト制で月の半分ほどの通勤など、グループ方針、もしくは業務の委託元でもあるグループ企業の意向などによって弾力的に試行しています。
突然の在宅勤務開始によって見えてきたことは「意外と在宅でもできる仕事が多い」「手帳を持った社員も、意外と在宅勤務に順応できている」ということです。一方、期間が長くなるにつれ、コミュニケーションロスに不安を訴える社員も少なからずいたこともまた事実。社員のコンディション管理、円滑なマネジメントを実現できるのはどの方法か、在宅勤務という選択肢が増えただけに正解に続く道はまだ始まったばかり。グループ企業の方針で、9月まで在宅勤務とオフィス勤務を併用する部署もありますが、多くの部署は7月以降のはたらき方はまだまだ確定していません。密を避ける、法令順守、顧客様の要望などさまざまな条件をクリアしたうえで、まずは「どこではたらくかというはたらき方」を決めることが必要なんだな、と個人的に感じています。

アフターコロナへの順応、取り組みは社員を強くする?

そういった「先が見えない環境」の中で社員の様子はどうなのか。みんな環境に順応しようと頑張っています。メールなのかSkypeなのか電話なのか、自分にとってどのコミュニケーションツールが合っているか模索している社員、6月に入って、「自分はオフィスではたらくほうが効率が上がる」と上司の許可を取って通勤頻度を上げる社員、ジョギングアプリを入れて朝晩運動し運動不足を解消しようとする社員……。社員一人ひとりもまた、アフターコロナの中での自分の在り方を探しているようです。
Skypeやzoomなどで定期面談をする中で気づくのが、画面の向こうで笑顔を見せる社員が多いこと。不調を訴える社員も、単に不安を訴えるだけでなく、「どうすればこの状況から良くなるのか、その方法を知りたい」という前向きな気持ちを交えています。今後はいろいろと決まっていないことが多いですが、アフターコロナは社員を強くするきっかけになるかもしれないな、と少しだけ感じています。もちろん、これはあくまでも私見であり、今の時点の考えです。これからどうなるか。引き続き、社員と社会と会社の動向を注意深く見守っていきます。