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Neuro Dive内定者インタビュー
「受け身ではなく、Neuro Diveをうまく使うぐらいの気持ちで挑んでほしい」

2021.05.18

Neuro Diveへ通われて内定・就職が決まった、さまざまな年代・障害のある方の事例をご紹介します。

M.Mさん(40代)
Neuro Dive秋葉原の利用期間:1年5カ月
障害名:鬱病
前職:ITエンジニア
内定先:三菱ケミカル株式会社

職場での孤立から鬱病を発症

前職ではITエンジニアとしてシステムの企画、セキュリティコンサルタント、品質管理まで幅広く業務に携わっていました。自分が携わったプロジェクトが各メディアで紹介されることもあり、当時は非常にやりがいをもって仕事をしていました。 障害が発症したきっかけは社内の部署異動で業務の引継ぎなどが全くない状態のまま仕事の依頼が続いたことです。誰にも聞けずしばらく孤立した状態になり、どのように対応していけばいいのかわからないまま、メンタルが追いつめられたことで鬱病を発症しました。休職もしましたが回復せず、そのまま退職となり、その後しばらくの期間療養生活を送ることとなりました。

Neuro Diveのレベルの高さに焦りを感じた

前職を辞めてNeuro Diveを利用するまでは4年近く療養生活を送っていました。 ようやく回復し始めて社会復帰を考え始めた時に一番不安だったことは、面接でブランクの期間をどう説明するかでした。選考の場でブランクについて聞かれても「体調を崩し、療養していました」という説明だけでは、恐らくどの企業からも採用してもらえないのではないかと悩んでいました。また、体調面を考えるとすぐにフルタイムではたらく自信もありませんでした。

そんな時に就労移行支援事業所の存在を知り「こういった制度を利用して社会復帰することも出来るのでは」という思いで情報を集めている時にNeuro Diveを知りました。「障害があっても、これまでの社会人経験を活かしてはたらきたい」、「更にスキルアップをして、データサイエンティストとして活躍したい」という思いがあったので、IT特化型の就労移行支援事業所であるNeuro Diveにとても惹かれました。説明会に参加し、そのまま直ぐに体験利用させていただきましたが、実は学習し始めて早々にPythonにつまずいたんです。「これはついていけそうにない」と焦りましたし、Neuro Diveは他の就労移行支援と比べてもはるかに学習レベルが高いことを改めて実感しました。それでも少しずつ学習が楽しくなり、気が付けば「もっと学びたい」という気持ちが強まっていきました。

経験にとらわれず、世の中のニーズに合ったキャリア形成を

前職で経験したセキュリティスペシャリストとして再就職はできないだろうか?と考えた時期もありましたが、退職してから4年も経ち、既に当時の知識や技術は枯れたものになっていましたし、経験職種であってもIT業界において長期のブランクによる復帰の難しさはよくわかっていました。でも一方で「IT分野でもう一度はたらきたい」という諦めきれない思いがありました。

AI、ビックデータの時代を迎え、今後さらなるIT技術者不足が叫ばれていく中で、私はITエンジニアとして、今までの経験に加えて、更にAIやデータサイエンスの知識とスキルを習得すれば、かなり強い武器になるのではないかと思い、世の中のニーズに合ったキャリア形成をするためにNeuro Diveを利用して再挑戦することを決めました。

企業実習の中で、努力と経験を積み重ね、はたらく自信を取り戻せた

私は今回内定をいただいた企業もあわせて合計3社の企業実習に参加しました。1社目と2社目は求められるスキルや、はたらき方がイメージと異なりましたので選考を辞退し、3社目の企業実習先として紹介いただいたのが三菱ケミカルです。選考を見据えた実習だったので、実習参加者にも事前面談がありました。ここではNeuro Diveで学習したTableauというBIツールを使った成果物をお見せしながらお話させていただきました。

実習期間は4週間と、これまで参加した他2社と比べて長期間ではありましたが、いざ始まってみるとあっという間でした。配属されたのは人事データ分析(ピープルアナリティクス)を行うチームで、人事データの可視化業務を担当しました。具体的な作業としては育児休業取得率のダッシュボード作成や、直近数年間の退職分析をするなど、人事のデータを分析する作業です。私は統計の知識があまりなかったので、統計手法をつかった分析作業が思うようにいかない事もありました。Neuro Diveでも統計の基礎講座は学習していたのですが、机上の学習知識だけでは追い付かないことは多々ありまして、Udemyを活用しながら統計学の予備知識をつけ、何とか実習を終えることができました。

配属先のチームのデータサイエンティストの方がしっかりとサポートしてくださったことにもとても感謝しています。「わからないところは気軽に質問してください」と事前に仰ってくださり、コミュニケーションをとりながら気持ちよく業務を進めることができました。わからないことや不安なことがあった時は、自分の中で抱えないよう伝えることを意識して情報共有はしっかり行いました。4年ぶりの社会復帰でしたが、終わる頃には非常に充実感がありました。この企業実習を通じてはたらく自信を取り戻せたと思っています。

リモートワークというはたらき方は、とてもポジティブなことです

私がNeuro Diveを利用し始めた当初は、自宅から事業所のある秋葉原が遠いこともあって、週5日通所することは体力的に厳しかったです。先ずは週2~3日通所から訓練をして、段階的に通所日数を伸ばしていき、最終的には支援員の方のサポートもあって、フルタイムではたらけるようになりました。

今回の企業実習ではリモートワークというはたらき方について多くの発見や気づきがありました。実習は、初日以外はフルリモートで行われ、4週間の間で通院以外は休まずに勤務しました。1日の流れですが、10時に始業の挨拶と業務内容の共有があり、終業時にまた挨拶とその日の業務報告を行います。そこでは業務に対する悩みや不安などあったら話す、といったリズムでコミュニケーションを毎日こまめにとることができました、リモートワークでも業務には支障ありませんでした。就職後も月1回出社しますが、あとはリモートワークになります。私は都心から離れた場所に住んでいるので、通勤時間が長くなってしまうこと、睡眠時間が削られてしまうことが大きなストレスです。リモートワークはそのストレスがないですし、体調管理や生活リズムを維持しやすいリモートワークというはたらき方が広まったことはとてもポジティブなことだと思っています。

自己完結型のはたらき方ではなく、チームの一員としてデータサイエンティストを目指したい

今回内定をいただいた三菱ケミカルは非常にダイバーシティ(多様性)に理解がある会社だと思います。企業実習を通じて業務のやりがいや、はたらきやすい環境であることも実感していましたので、「この会社ではたらきたい」という意志は固まっていました。その後の選考は実習終了後に1次面接と最終面接の合計2回面接がありました。ここでは私への障害配慮についての詳細確認と、私自身についての質問が多かったです。5年後、10年後を見据えてどのようにはたらいていきたいのか、私の強みや弱みは何か、といった質問に対して、しっかりと自己分析をしてきたので、自分の考えを伝えることが出来ました。また、面接で私が入社した場合に配属先となるチームについて、チームメンバーのことや、担当業務、掲げている目標、入社した場合はどういったポジションで、どのような業務に取り組んでほしいかを丁寧に説明していただいたので、入社後のイメージも具体的にもつことが出来ました。「データサイエンティストとして、しっかり育てていきたい」というお考えが聞けたことも、非常に嬉しかったですし、その期待に応えられるよう頑張っていきたいと思います。

直近の目標はまず「データサイエンティストとして一人前になること」です。ゆくゆくはDXを仕掛けていけるような人材になっていきたいです。そして、長引くコロナの状況に対し、社会へ何かしらの貢献をしたいと思っています。一人ではできることは限られているかもしれませんが、これから入社する三菱ケミカルは日本を代表する総合化学メーカーです。その会社ではたらくことで、組織の一員として関わっていきたいと思っています。

私はこれまで、あまり周りを頼れず自己完結型のはたらき方をしてきました。時には「チームを巻き込んでいく力がない」と評価されたこともありました。これからは自己を突き通すというよりは、周りと助け合いながらチームで一つの成果を生み出していけるようなはたらき方を実現していきたいです。会社は組織という大きなチームで動いているので、協調性を大事にしていく事が長くはたらくためのポイントだと思っています。前職を退職してからの約4年間、辛い時間もありましたが、障害と向き合い、これからのはたらき方を考えるにあたって必要な時間であったと思います。Neuro Diveでの訓練と支援員のはたらきかけによって、最後は理想の職種で内定を獲得することができました。

受け身ではなく、Neuro Diveをうまく使うぐらいの気持ちで挑んでほしい

数ある講座の中からどの講座を取捨選択するのかは難しいと思いますが、Neuro DiveではITテクノロジーアドバイザーの方が、自分の目指したいゴールに沿って学習計画を立ててくださるので、無駄なく学習を進められます。職業準備性講座ではビジネススキルを身に付けることが出来ますし、中でもグループワークは非常に有益でした。特にグループディスカッションは、限られた時間内にチーム内で役割分担をし、こうすれば皆に聞いてもらえるプレゼンができる、など一人ではできない学習がとても役に立ちました。

Neuro Diveを利用される方には、是非企業実習へ挑戦していただきたいですね。行く前と行った後とでは考え方も経験値も大きく変わってきますし、実習を通じて仕事の面白さや、やりがいを感じながら、はたらくイメージをより具体的に掴めます。受け身ではなく、より実践的な場へ挑戦する為に、Neuro Diveをうまく使っていくことが大事です。その時の出来る、出来ない、で最初から進む方向を決めつけてしまうのではなく、先ずは基礎的なスキルを身に付けて、どんな企業実習にも挑める状態をつくっておき、はたらく経験を通じて自身の適性を試していくのも、次のキャリアを決める一つの方法ではないでしょうか。

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