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Neuro Dive内定者インタビュー
「自分の能力を活かせる場所はある。先ずは自分を知ることから始めてほしい」

2021.02.24

Neuro Diveへ通われて内定・就職が決まった、さまざまな年代・障害のある方の事例をご紹介します。

G.Yさん(30代)
Neuro Dive秋葉原の利用期間:1年
障害名:広汎性発達障害
前職:公務員(事務系)
内定先:大手IT企業 研究開発系データサイエンティスト

慣れない環境下で体調を崩し、休職期間を経て退職

前職では事務系職の公務員としてはたらいていました。大学在学中に一度は民間企業への就職活動をしていましたが上手くいかず、法学部だったことから「法律をしっかりと活かせる道」という考えもあって公務員志望へ切り替え再度就職活動をはじめました。大学卒業年次は東日本大震災があった年でもあり、地方自治体での募集が多く、新卒で地方公務員に就職しました。配属先では周りの同僚や先輩の方々が非常に忙しくされていて、私は入社直後から研修もないまま業務が始まり仕事に追われる日々でした。もともと人に質問することが得意な方ではありませんでしたので、そのような環境下でわからない事などを聞くに聞けない状況が続き、ストレスから最終的に体調を崩しました。病院へ行くと、適応障害の診断をうけてそのまま休職することになりました。半年間休職したのですが、結局職場復帰できないまま退職となりました。

独学で学んできたITの知識を活かして、もう一度はたらきたい

実は体調を崩した時にたまたま手にした本がIT系の本でした。そこから独学でプログラミングや機械学習、数学を学んできました。私の中でその知識を活かしてもう一度就職したいという気持ちがずっとあり、勉強を続けながら就労移行支援についても調べていました。前職を辞めてからNeuro Diveを利用するまでの約6年の間に別の就労移行支援を利用したこともありましたが「自分が求めているものと何か違うな」と感じて2週間程で辞めた所もありました。そんな中、先端IT特化型の就労移行支援事業所Neuro Diveの存在を知り、是非、話を聞いてみたいと思い説明会に申し込みました。

Neuro Diveの利用を決めた理由は、データサイエンス専門の訓練内容があることと、大手人材会社が運営していることから理想の就職に繋がるのではないか、と思ったからです。説明会に参加した翌月には体験利用をして、2020年2月から正式に利用し始めました。

企業実習を通じてはたらくイメージを掴み、内定獲得へ

今回内定をいただいたのは大手IT企業の研究開発系データサイエンティストです。内定までの経緯についてですが、私は同社の実習に昨年8月と11月の計2回参加しました。Neuro Diveを利用する前からIT関連の論文を読んできた経験から、「これまで勉強してきたことを実践の場で試してみたい」、「企業側でどのように研究データを活用し、ビジネスを進めているのか知りたい」という思いがずっとありまして、今回の研究開発系分野の企業実習のお話は願ったりかなったりでした。

1回目、8月の企業実習は全日オンラインでの実施となりました。実習終了後に今後の選考を希望したところ、企業側から必要な配慮や、実際に出社しての業務が可能かどうかを確認したいとのことで、2回目の11月の企業実習では週に2日出社し、その他の日はオンラインで実習課題に取り組みました。実習課題はKaggleのデータを使い、事業部からの検証依頼を想定した機械学習モデルの開発と、AI技術に関する論文調査と事業化検討です。企業側が今後調査を必要としている分野の論文を私の方で調べ、どのようにビジネス課題を解決していけるのか検証し、資料にまとめ、最終日には担当役員の方の前でプレゼンまで行いました。実習期間中は、受け入れ先部署の担当の方へ1日2回朝と夕方に課題の進捗報告と、人事担当者の方と何回か面談をし、健康管理についてもしっかりお話しました。論文調査はほとんど一人で進めることが多かったのですが、最後のプレゼンテーションに向けては諸々アドバイスをいただき、わかりやすく納得のいく資料が作成できました。プレゼン相手はどういった情報を求めているのか、など詳しく説明いただけたのでより実践的な発表ができたと思っています。

独学で論文を読んで学習してきたことが、ビジネスの場ではどのように使われているのかを具体的に知れたことは楽しいものでしたし、実際に仕事する方々との議論を通じてはたらくイメージが掴めたことも非常にいい経験でした。内定先では研究職として専門知識を身につけていくことに留まらず、ビジネスとしての捉え方を理解し、専門知識をどう活かすかを考えられる人材になりたいと思っています。

専門知識を追求しながら、無理せず長くはたらきたい

企業実習後の選考については、SPI受検とオンライン面接がありました。面接で業務内容の最終確認があり、配属先で専門性を活かしてはたらいていける確信を改めて得られたので、入社を決めました。

内定先では障害者枠ではたらきます。障害への配慮も受けながら、無理せず長くはたらいていきたいです。就職後も健康管理はしっかりと意識していきたいと思っています。Neuro Diveを利用してよかったと思うのは、ITテクノロジーアドバイザーの早川さんから実際のデータを分析した成果物をもとに、「このデータはビジネスにどう活かせるか」だとか「(そこで得た知見を)全く知らない第三者にどう伝え理解させるか」 といった所を討論しながら、非常に熱心に指導していただいたことは大変有益であったと思います。 また、職業準備性に関する講座の中では、セルフコンパッションの講座は非常に役に立ちました。特に印象的だったのは「自分にあまり厳しくしすぎても成果は上がらない、むしろ、自分に寛容な人間でないと成果は上がらない」ということです。その他にもグループワークやストレス対処、面接練習なども非常に参考になった講座でした。

先ずは自分を知ることから、一歩を踏みだしてほしい

適性がわからなくなった時や、学んできたことを世の中でどのように活かせばよいのか、と疑問に思った時は第三者目線で自分がどう映るのか、どのような能力があるのかを知ることはとても大切だと思います。

そのためにはNeuro Diveのような一定の分野に特化した就労移行支援事業所を利用することも選択肢の一つです。先ずは体験をしてみて、ご自身にどういった能力があるのか試してみてください。体験してみて損はありません。

「自分を知る場所」があるだけで、未来の自分へ向けた一歩を踏み出せるきっかけになるかもしれません。ご自身が思っている以上に、能力が高い人はいると思います。そして、社会にはその能力を活かせる仕事がある、ということを私はNeuro Diveを通じて知ることができました。

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