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Neuro Dive企業実習インタビュー(後編)
「想像をはるかに超えた能力を備えたIT人材」

2020.10.29

Neuro Dive企業実習インタビュー(後編)では、企業実習へ参加されたN.Tさんの事例(前編)に続いて、企業側の視点から実習を通じて感じられたことや、Neuro Diveの可能性についてお話を伺いましたのでご紹介します。

Neuro Dive企業実習インタビュー(前編)はコチラ

日揮ホールディングス株式会社
グループ人財・組織開発部 人財開発チーム 成川 潤さん(写真:右)
グループ人財・組織開発部 人財開発チーム 阿渡 健太さん 上肢障害(写真:左)
実習期間:2020年2月下旬~3月上旬(2週間)
※以下敬称略。ご所属はインタビュー当時のものです。

彼らの能力は間違いなく当社でニーズがある

成川
「障害があっても尖った能力やスキルを持っている人はいる」ということが、Neuro Diveを見学した第一印象でした。

昨年12月に人材紹介サービス「dodaチャレンジ」で当社を担当頂いている営業の方からお誘いをいただきNeuro Dive 秋葉原事業所を見学させていただきました。「障害がある方には補助的な作業をしていただく」という世間一般の考え方に対して、私は「本当にそうなのだろうか?」という疑問を持っていました。このモヤモヤしていた気持ちがあったから、今回のご縁に繋がったのかもしれません。そんな時に「先端IT特化型の就労移行支援事業所がある」との話を聞いたので、これは良い機会だと思いました。

見学の際に利用者の方と直接お話させていただいたのですが、率直な感想として「これは、もうとんでもない」と思いました。彼等との会話の中に出てくる単語に驚きましたね。「機械学習」だとか「RPA」「Tableau (タブロー)」であるとか。私もRPAやBIツールについて興味をもっていたので社内研修で学習し、ある程度「先端IT」について理解はありましたが、利用者の方々は自分の想像をはるかに超えた学習をされていて「やはり、能力の高い方もいるんだ!」とモヤモヤとした心の中の霧が晴れていくといいますか、納得感がありました。ビジネスのデジタル化が加速する中で、こうしたスキルを持つ方は間違いなくニーズがありますし、当社もその例外ではありません。

Neuro Diveでは、開所以降まだ企業実習を行っていないと伺い、その場ですぐに企業実習のお話を進めさせていただきました。2月の上旬、実習に参加される2名の方が職場見学に来てくれて、実際に発生している業務上の問題点や、実習課題「先端ITを活用した解決方法」についてお話ししました。そうして2月下旬より、2週間の企業実習が始まりました。

得意分野を活かし、チームで大きな成果をつくる

成川
企業実習開始当初、参加された2名の方は同じ作業を行っていたのですが、N.TさんやNeuro Diveから相談を受け、彼の得意領域に切り替えた事は双方にとって良い判断だったと思います。職場環境や、集中しやすい職務については感度を高く持つ必要があると、この時実感しました。例えば、「多少無理をして、それを乗り越えることで成長する」という考え方も、誰にでも当てはまることではないですし、それがはたらきにくさにつながることもあり得る、ということを、障害がある方と一緒にする上でより強く意識しなければならないと思いました。

採用においては、それぞれが持つ能力を活かし、チームが個々に補い合いながら大きな成果をつくりだせる会社にしていきたいと思っています。はたらき方や、考え方、特性などあらゆる面で多様化を進めていかなければいけないという社会的な潮流や要求に応えていけるようにしていきたいです。その中の一つに「障害がある方の活用」もあります。障害があっても得意分野を伸ばしていける、はたらきやすい環境づくりにも力をいれていきたいと思っています。

実習後「障害があっても能力の高い人はいる」という考えが社内で浸透しはじめた

成川
企業実習終了後に取得した社内アンケートでは「従前とのギャップがあり、驚いた」という回答が多かったです。Neuro Diveの利用者に関する前提情報を持ち合わせていなかったり、障害のある方に対して具体的なイメージがない、という社員にとっては、実習生お二人の能力は自分と同様に「想像をはるかに超えた」ものだったようです。

企企業実習開始から1週間後の中間報告会ではIT部門の4人にも入ってもらいました。彼らの好感度も高く、実務でIT部門を担当している人たちにポジティブな感想を持ってもらえたことは非常によかったと思いますし、一番の収穫だったと私は思います。 社内では徐々に「障害があっても能力の高い人はいる」といった考えが浸透していますし、今回の企業実習が日揮グループに対してとてもよい影響を与えているな、と実感しています。

「尖った特性をもつIT人材」を世の中へ解き放つ

成川
今後もNeuro Diveには大変期待しています。日揮ホールディングスでは10月から更に5名の企業実習生の受け入れを行う予定です。

社会全体でみても「尖った特性をもつIT人材がNeuro Diveから獲得できる」ことが周知されれば、その強いパイプはNeuro Diveを利用されている方々の希望になると思います。 Neuro Diveで学習した人達が社会で活躍されていくことで、世の中によい循環が生まれていくのだと思いますし、期待しています。 それには、受け入れる企業側も「獲得した人材を活かし、成果を上げる」こと、「その活躍を世の中に発信する」ことを両輪で回していく必要があります。これからも双方連携しながら、障害があっても尖った特性をもつIT人材を世の中へ解き放っていく為に、協力していきたいと思います。

阿渡
私は両上肢に障害がありますが、会社員とアスリート(パラテコンドー強化指定選手)を両立しながら、「障害があっても、色んな可能性がある」という事例をつくりたいと思っています。

Neuro Diveの利用者の方々のように、障害があっても突出した能力を持ち、IT分野で活躍できる人材は沢山いると思います。Neuro Diveにはそういった人たちを増やし、沢山の事例を社会へ発信していって欲しいですね。個々の能力や特性を活かし難易度の高い職種へ挑戦していける場がもっと広がり、障害があっても「こうなりたい」という将来の夢や目標がもてるような、明るい未来を一緒につくっていけたらと思います。

実習先企業のご紹介

日揮グループは昨年2019年10月にグループ経営体制の変更を実施し、持株会社体制へと移行しました。持株会社「日揮ホールディングス株式会社」の下、海外オイル&ガス分野、海外インフラ分野のプラント・施設の設計・機材調達・建設工事(Engineering, Procurement and Construction : EPC)事業は「日揮グローバル株式会社」、国内EPC事業は、当社100%子会社である日揮プラントイノベーション株式会社との統合を経て発足した新「日揮株式会社」が取り組んでいます。

プロジェクトマネジメントで培ったコア技術を活かして、製造業としての顔も持つ、総合エンジニアリング企業として社会に貢献しています。

企業名:日揮ホールディングス株式会社

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